布団を収納する場所がない!やっぱり押入は必要だった

新しく建てられる家の多くは和室をつくらないケースが増えました。ほとんどの部屋はフローリングが敷かれた洋室で、畳はリビングの角に畳コーナーとして計画される程度に抑えられてしまうことがほとんどです。

リビングやダイニングには掃除機などを置く収納場所、寝室や子ども室には衣類を収納するクローゼットが計画されることが多いと思いますが、布団はどこに収納していますか?

和室であれば押入があり、畳の上に布団を敷いて就寝している方は畳んで押入に入れます。洋室にベッドを就寝している方にも夏用の掛け布団、冬用の羽毛布団、マットレスの上に敷き布団を使っている方もいるかもしれません。布団を収納したくてもクローゼットには入らなかったという経験をお持ちの方もいると思います。

押入とクローゼットの決定的な違い

押入の基本寸法は一間三尺(いっけんさんじゃく)と言われます。一間とは182cmのことで、大工さんは一間や半間と呼んだりします。半間とは一間の半分という意味で182cmの半分にあたる91cmとなります。また、一間は尺に直すと六尺となり、半間も尺に直すと三尺となることから、三尺とは91cmのことになります。

押入の大きさは間口が182cm、奥行が91cmでつくられるため、柱の厚さや壁の厚さを除いた実際に使える大きさは、間口が160cmほど、奥行が80cmほどとなります。

昔から押入は使われ続けていて、布団や家財などを収納していました。

クローゼットに基本寸法はなく間口はそれぞれです。ただ、奥行は衣類が収納して出し入れしやすい60cmから70cmほどを基準としているケースが多いです。

押入は布団を畳んで収納するには丁度よい奥行であり、クローゼットは衣類を収納するのに丁度よい奥行で設計されています。逆に、押入に衣類を収納しようとすると奥行が長すぎて効率よく収納できなかったり、クローゼットには布団が入らなかったりするのはそのためです。

大切なのは収納の奥行

物には丁度いい奥行がそれぞれあります。奥行がある押入には布団の他にも海外旅行で使用する大きなスーツケース、衣類ケース、オイルヒーターなど長くて大きいものを収納するのに向いています。クローゼットはハンガーに掛けて収納する衣類の他に、掃除機、カバン、アイロンやアイロン台、扇風機なども収納しやすいかもしれません。

家の中にある収納を全て同じ奥行のクローゼットにしてしまうのではなく、布団など奥行がある物を入れられる場所、衣類などをハンガーに掛けて収納しやすい場所、小物や本など奥行が短いものを収納しやすい場所など、いくつか作っておくとよいです。

家族全員が使用する収納庫やウォークインクローゼットを作り、その中に奥行が長い棚、中くらいの棚、短い棚を作っておく方法もあります。ライフスタイルに合った収納場所を確保することが大切です。

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