アルミサッシよりペアガラスの方が断熱性能が高い

日本で新しく建てられる多くの家が窓にアルミサッシを採用しています。窓をつくる場合、アルミサッシ枠の窓以外にも木製枠の窓も樹脂枠の窓も存在しています。木製枠の窓はアルミサッシ枠の窓に比べて職人による手加工を必要とすることから高額になりやすく、樹脂枠の窓は世界的には一般的になっていますが、日本国内では広まりきらず、まだまだ価格が高いことが問題です。

結果的に雨じまいが良く、性能はそこそこで、大量生産から価格も安めなアルミサッシが一般的に採用されています。特に建物にこだわりがない人はアルミサッシを選ばれますし、予算的に厳しい場合も同様です。

アルミサッシの窓は断熱性能が優れているわけではないというところが気になるところでもあります。

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アルミサッシ枠よりガラスの方が断熱性能が高い

窓を見てみると、アルミサッシの枠にガラスが取り付けられて窓を構成していることがわかります。ガラスは断熱性能が低いと思われていますが、残念なことにペアガラスよりアルミサッシ枠の方が断熱性能が低いということです。

アルミサッシが一般的に出回り始めたのは戦後であり、その後に住宅が普及し始めました。当時はアルミサッシの枠にシングルガラスの構成でしたが、断熱性能や結露が問題となり始めたことから現在はペアガラスが一般的になりました。

その変遷の中で、当初は薄かったアルミ枠はペアガラスの厚みや重みに対応するようにゴツく、太くなりました。(現在は薄く細くなりつつあります)アルミサッシの強度が増し、薄く作ることができるようになったこともありますが、ペアガラスに比べて断熱性能が低いアルミサッシ枠部分から熱が外部へ逃げてしまうことから、アルミ部分を減らしペアガラスの面積部分を増やす方向へ動いています。

その結果、アルミサッシ部分が減り、ペアガラス部分が増えることで室内から見える枠が細くなり、開放的な空間が生まれるようになりました。

アルミサッシより樹脂サッシへと変わっていく予定

世界的には人口が増えるに従い使用エネルギーを減らすことを目的に断熱性能の良い窓を採用してゆく流れにあります。その流れは日本も例外ではありません。断熱性能への規制がかかり、環境への配慮が少ないサッシは淘汰される流れになると考えられます。

アルミサッシ枠に樹脂アングルを取り付けることで、安易にブームの“樹脂”に乗ろうという流れもありますが、結露などで内装材の劣化を防ぐ効果はありますが、抜本的な断熱性能は高くありません。

現在のアルミサッシ枠部分がすべて樹脂に替わり、ガラスがペアガラスからトリプルガラスに変更されればかなり断熱性能が上がることは分かっています。ただ、樹脂枠はアルミサッシ枠に比べて汚れがとりにくいなどの問題もありますし、価格も高額になります。

大きな窓を採用したり数多くの窓を取り付けようとすると、住宅の価格に大きく響くこととなり間取りの制約を受けかねません。

間取りの上で住みやすい家、断熱性能から環境上住みやすい家など、暮らしやすい家は人それぞれ違います。優先順位を付けた上で採用するものを選んでいきましょう。

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