二世帯住宅で有効!2階からの排水音を弱める配管

二世帯住宅では1階には親世帯住み、2階に子世帯が住むケースが一般的です。親世帯が1階が暮らす理由として階段の有無が大きく、親世帯が2階、子世帯が1階に住むということはエレベーターを設置しない限り考えられないことです。

1階に親世帯、2階に子世帯が住むことをベースに二世帯住宅を考えた場合、気になることの1つに排水音があると思います。

2階のキッチンで多くの水を流した場合や浴槽の水を一度に排水した場合、トイレで大の排水をした場合など、大量の水を勢いよく流すことで、排水管の中を通る水の音が1階の室内に響きます。

親世帯と子世帯の生活リズムが違うケースでは、親世帯が排水音で夜眠れないなどの問題が起こる場合もあり、神経を使うところでもあります。

plumbing

このような事が起こる前に、最低限できる限りの対策をしておきたいと考えます。

排水音を低減できる製品を採用する

二世帯住宅でまず最初に採用したいものは、防音材を施された排水管を採用することです。一般的な排水管は塩化ビニル管ですが、防音材一体型排水管は塩化ビニル管のまわりに吸音材と遮音材が巻かれ、排水音が室内に響き渡ることを抑えてくれます。

一般の排水管を採用するよりはお金が掛かりますが、今後の暮らしを考えれば採用したい製品です。

採用を見送った上で、家が完成後に排水管の防音工事を行うことは可能ですが、壁を一度撤去し防音材を施工しなければならず、防音材一体型排水管を採用する以上に多額の工事費が必要になります。

また、生活しながら数日にわたり工事が行われるため、大きなストレスを受けることにもなります。

1階の寝室近くに2階の排水管を落とさない

間取りを計画する時から排水管の位置を十分に考えておく必要もあります。2階の排水管が1階の寝室近くに落ちることは避けなければなりません。できれば居住スペースではない洗面室や脱衣室、廊下などにパイプスペース(PS)を計画したいところです。

住宅によっては、建物の外へ排水管を計画する家も見かけますし、その排水管が隣家の窓を開けて見えるところにあるケースも見かけます。

自分が逆の立場になってみましょう。リビングの窓を開けたらお隣の排水管が目に入ってくるのです。この情景が毎日続くわけであり、失礼なことだと考えます。

自分たちの家から出す排水管は自分たちの家の中で処理をすることがマナーであると思います。

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