書斎で必要なデスクは奥行何cmあればよいのだろう

「家の中でちょっと落ち着いて何かをしたいことはありませんか?」子どもの頃にリビングテーブルやダイニングテーブルで勉強するよりも、自分自身の机で勉強した方が集中力が増したように、くつろぐためのテーブルや食事をするためのテーブルで何かをするのではなく、何かをするための机があった方がいいなと思うことがあります。

その何かとは人によって違い、本を読むためであったり、パソコンをするため、家事をするためなどさまざまであると思います。

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何かをするために必要な机の大きさは何センチだろう

家の大きさが限られる中で、新築やリフォームの時に無駄に大きな机を計画することはできませんし、もったいありません。どんな感じのスペースにどんな大きさの机があったらいいのか、少しだけ考えてみたいと思います。

本を読むことが気持ちいい机

本を読むときに気持ちがいい机を想像するとカフェのような机かなと思います。窓際に奥行30cmくらいの浅い机があり、文庫本やハードカバーの本を置いても落ちることはなく、コーヒーを置くことができるようなスペースがいいように思います。

タブレット端末やスマートフォンをさわっている時間も居心地がいいかもしれません。直射日光が当たるわけでもなく、南側であれば日差しをカットする庇があり、北側であれば、ほのかに光が入ってくるような場所がいいなと思います。

ノートパソコンをするのに丁度よい机とは

ノートパソコンで短い時間文書を打ったり、ネットやメールをするような場合であれば奥行50cmぐらいの机があると便利かなと思います。もちろん、ノートパソコンの大きさにもよりますが、あまり大げさになりすぎずリビングやダイニングの一角にあった方が使い勝手もよいような気がします。

デスクトップパソコンで何かをするのに丁度いい大きさとは

デスクトップパソコンを使用する場合は、デスクトップパソコン以外にモニタとキーボード、マウスが必須になります。そのため机の奥行は60cm程度は必要になり、幅も90cmは欲しいところです。

キーボードの横に書類や本などを置く場合は幅120cm程は欲しいですし、プリンタも置くとなるとさらに必要になります。

デスクトップパソコンを置く場合は、かなり集中して何かをすると思いますので、1坪程度の書斎があると便利かなと思います。

図工など何かをつくる時にいい大きさの机

本やパソコンなどではなく、何か手を動かして作りたい!という方は必ず専用の机をつくることをオススメします。リビングテーブルやダイニングテーブルで作業をすると毎回片付ける必要がありますし、何となく室内の中がゴチャゴチャして来客を呼びにくくもなります。

例えば、何かを作る図工のような場合は、手前側にA3カッターマット、奥側に作っている途中のパーツ類を置くと考えると、奥行70cmから80cmくらいあると使いやすいと思います。机に奥行があった方が使いやすそうに思いますが、あまり長すぎても手が届きにくく、何かものを置いたら動かさない場所になってしまう可能性もあります。

自分自身の手の長さと相談して机の奥行を決めるのも良いと思います。

やっぱりほしい書斎

書斎は家づくりの際に真っ先に削られるスペースの1つですが、書斎を上手に活用することで部屋がスッキリするコツがあります。

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書斎のポジション

「家をつくろう」とハウスメーカーや工務店、設計事務所と話をする中で大きなポイントとなるのが「お金」です。床面積を小さくすることが家にかかるお金を下げられる大きなポイントなことから、真っ先に削られる場所はあってもなくても生活に困ることがない場所の「書斎」です。

家での生活はいつもリビングで楽しく談話するだけではなく、落ち着いて仕事をしたり、音を出して趣味を楽しんだりと、家族の時間と個の時間をバランスよく距離をとることが必要です。家の間取りの中で一見必要ではなさそうな場所が意外にも人の余裕を生み出す場所であったりします。書斎がこの余裕を生み出す場所であると思うのです。

書斎は家族以外の人には目に付かない場所のため、床や壁、天井の仕上げは安くても十分ですし、大きさもグランドピアノなどを置かない限り3畳もあれば十分落ち着けます。また、どうしても家の中に物があふれたときに一時的に物置にしたりすることもできます。

妻視点の活用

家という場所は妻と子どもがいる時間が多い家庭が多く、仕事に働きに行く夫は家での居場所がない家庭が意外に多いことも知られています。休みの日には自然に夫がリビングにいることが多くなり、平日とは違う雰囲気に見張られているみたい、落ち着いて家事ができないなどの感想もよく聞きます。

また家の中で困るポイントは夫の物のコレクションと言われています。男の人は同じ種類の物をたくさん集めることが多く、ギターなどリビングに飾っておけるものはよいですが、電車コレクションやガンダムプラモデルなどは部屋の雰囲気にも合わない場合が多く、子どもがさわって壊す可能性もあります。

ダンボールに入れて収納しておくことも可能ですが、夫の部屋をつくることでコレクションを見たい夫の欲求を満たすことができます。また、この部屋以上にコレクションを増やすことは許さないことで物の増加を抑えることもできます。この場合は子どもが一人増えた間隔に近いかも知れません・・・

夫の居場所をつくることでリビング、ダイニングなど、部屋の性格をキッチリわけることができます。夫自身もリビングや書斎などの部屋の使い方にもメリハリをつけることができるため、ダラダラしない家庭像ができます。

夫視点の活用

休日に毎週ゴルフに行かれたり、リビングのソファの上で寝転んだりしていませんか?家庭の中で夫としてのポジションはどのような立ち位置か把握することは家庭上大切です。日頃は仕事で家を空けている以上、休みの日の行動が子ども、近所などの距離感が決まってきます。タイミングがあれば近所の方と話をして、キチンと子どもと怒ったり、笑ったり、楽しんだり、学んだりしましょう。

子どもとの距離感をつくるためには書斎も有効な空間の1つです。子どもとの距離は友達同士の感覚だけではなく、親としての距離感も必要です。「あの部屋に行けば父親がいる」、「そんなに簡単に入ってはいけない部屋である」など、ある程度の威厳を保つことも重要だと考えます。

また、仕事の調べものをインターネットを使用して調べたり、本で調べたりする場合においても、リビングで行うと家全体の空気が重たくなってしまい、子どもも騒いではいけないという雰囲気になってしまいます。メリハリをつけるためにも集中するときには書斎を活用します。仕事上の重要な書類やデータを紛失させず管理するためにも必要です。

コレクションなどの壊れて困る物や表に置いておけない物、住宅のローンの明細や給与明細など子どもに見られてはいけない物などをしまっておくにも使える場所になります。

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