ショップやカフェ、ギャラリーなどへ行くとセンスのある壁や床、家具、照明器具、小物に加えて、店員さんもお洒落で格好いいなと思ってしまいます。どうしたら自分の部屋をあのような雰囲気にできるのか考えた結果、家具を買い直したり、小物を置いてみたりをする方も多いと思います。
大きくパッと目につくところを順番に変えていくことで部屋の雰囲気を大きく変えることはできますが、忘れていけないところは目につかない天井に付いている照明器具です。
無難すぎるシーリングライト
リビングダイニングや個室によく取り付けられているものがシーリングライトと呼ばれるものです。シーリングライトの多くが丸型で天井についている照明器具用のコンセント口にカチャとはめ込むだけで使用できることから、一般的な家庭に普及しました。
同時にダウンライトやダクトレールなどの照明器具に比べ、家をつくる時に工事を少なくできること、工事金額を抑えることができること、好きな照明器具を後からお客さんが選ぶことができることなども理由の1つであると思われます。
シーリングライトは照明器具本体が安価で、1つの照明器具で部屋全体を明るく照らすことができ、消費電力も少なく効率的です。欠点というものはありませんが、良くも悪くもなく、個性がないというところが問題と言えます。
室内の照明をダウンライトに変更しようとする場合、電気工事士による工事が必要ですし、天井に穴を開けなくてはいけません。1部屋につきダウンライトは4個以上は必要になるため、10万円以上の出費も覚悟が必要です。それに比べダクトレールは既存の照明器具用コンセント口にはめ込むことができるタイプもあることから、自分で気軽に取り替えることが可能です。
テクニックはカフェに学べ!
ダクトレールを採用する場合に必要になるものは、ダクトレール本体、照明器具用コンセントプラグです。セットで販売されていることも多く気にする必要は少ないかもしれません。
ダクトレールを購入する前にいいなと思うカフェやショップに足を運び、どのように照明を使用しているのか見て体感してみましょう。それを参考に購入するとよいと思います。
もし仮に照明器具の数が少なく部屋全体を暗く感じるようでしたら、もう1つ照明器具用のコンセントプラグを購入し、照明器具を増やしてみることもいいと思います。自由に照明器具を増やす事ができるところもダクトレールの良いところです。
それでも暗ければ、室内に間接照明を置いてみるなど、明るさを調節する方法は他にもあります。
どんな部屋であれば居心地がいいのか、考えながら照明を置くことも照明計画の楽しさの1つと言えます。