災害時のために「家の電力」を確保する

災害時にどのように必要な電力を確保しておくのか。住宅を建てる今だから考えておきましょう。

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災害時のために「家の電力」を確保する

2011年3月11日の東日本大震災は日本におけるエネルギーの考え方を大きく変えた災害と考えます。

家の中にはたくさんの家電製品があふれていますが、電力の供給がされなければ使うことができません。また、車もガソリンを使って走ります。ガソリンスタンドにガソリンが供給されなければ、燃料タンクに残っているガソリンで行けるところまでしか動くことができません。

公共のライフラインや普段当たり前に思っているエネルギーが止まったとき、復旧するまでの間どのように過ごすことができるか。「住宅」の目線で考えていきたいと思います。

※災害においても住宅が通常通り使える程度の被害であったと仮定します。

電力をどこに貯めるのか

家の中で毎日使っている家電製品は人が生活していくには便利なものがそろっています。そこからも「電力」が確保できればある程度生活ができると考えられます。

その電力はどこに貯めるのか。

災害用蓄電池

東日本大震災後、大型のリチウムイオン電池を内蔵した非常用電源が多く発売されました。しかし、現在のところ価格も100万円代と高く、重量も重く、大きさも大きい事もあり、1家に1台というほど手頃なものではありません。

小型な物は蓄電量が少ないため、テレビであれば3時間程度、ラジオであれば30時間と使える電力は限定的なものが一般的です。

しかし、今後徐々に技術開発が進むにつれて、安い価格になる可能性を秘めています。

電気自動車やプラグインハイブリッド車

現在注目を集めているものの1つに車に蓄電するという考えです。電気自動車であれば家庭で消費する電力の2日分の電力を蓄電しておくことができます。

車に搭載されている蓄電池から家で使用する電力を賄うことで多くの情報を得ることができる上に通常に近い生活をおくることが可能になります。

停電で使えなくなるエコキュート・エネファーム

エコキュートは電力会社が推奨していた深夜電力を使用してお湯を沸かしたりすることができるシステムです。停電時には貯湯ユニットに貯められているお湯は使用することはできますが、新たにお湯を作ることはできません。

ガス会社が推奨してきた家庭用燃料電池エネファームもガスを使用してお湯をわかしたりすることができるシステムです。停電時はエコキュート同様に貯湯ユニットから貯められているお湯を使用することはできますが、エネファームは電力で動いているため、新たにお湯を作ることはできません。

これらの商品も徐々に改良が加えられ蓄電池機能が付けられていくと考えられています。

太陽光発電は蓄電池を使って電気を安定供給する

太陽光発電である太陽光パネルは災害時は瞬間的に使用することができる発電システムの1つです。
太陽光発電には1500Wのコンセントを搭載しているものが多く、太陽光パネルが発電している限り、1500Wの家電は使用することができます。しかし、雲が多い日などは発電量が少なく使用できなくなる可能性が高い弱点もあります。

使い方としては小型の蓄電池や電気自動車にコンセントにつなぐことで、天候に左右されることなく電力を使用できるようになります。
太陽光発電は売電するだけではなく、蓄電池と上手く使い合わせることで効果を発揮します。

自身のライフラインは自身で確保する時代に

世界の流れとは別に日本は東日本大震災を経験してライフラインの考え方が変わっていくように感じます。今までは公共がライフラインを確保して国民に有償で提供するものでした。
しかし、少なくとも電力は国単位から地域単位、個人単位で少ない量であっても確保する流れになっていくと思います。

その流れは電気だけではなく、今後世界的に不足するとみられる”水”についても考えられるかもしれません。雨水をキチンと継続的に濾過をして飲み水にも使える技術などが安価にできるようになれば使えるようになります。

災害時にどのような行動をするのか、日頃から少しでもシミュレーションすることで今何が必要なのかわかるような気がします。

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