間取りを決める前に隣家の窓位置を確認することで同じ位置に窓がくることを防ぎます。ふと窓の方を向いたら隣家の人と目が合ってしまったというのは避けたいですよね。
隣家との窓の位置をずらす
家づくりの中で「間取りを考えているとき」が一番楽しいときでもあります。お金に関係なくリビングは○○にしたい!といったことを考えるのは気持ちがワクワクしてきます。
しかし、我が家の間取りばかりを考えていると問題になるのが隣の家の窓の位置です。「我が家の大きなリビング窓の目の前が隣の家のトイレ窓だった・・・」他にもお風呂であったり、2階のトイレダクトであったりと、日常的に見えてほしくないものが目の前にきてしまうことがあります。
日本は敷地が狭く、敷地いっぱいいっぱいまで建てる傾向が強いため、このようなことは日常茶飯事に起こっています。
新しく家を建てるときに敷地が決まっていれば、敷地に面する左右両隣の家、裏の家、道路を挟んで正面の家を確認しておきましょう。正面の家はこれから建てる家の玄関の位置と正面の家の玄関の位置が同じになってしまうと気まずいからです。
もし、家を建てる前に知り合いになっていればお邪魔するのもよい方法です。すでにその方は家づくりを行っているわけですので、お話を聞くよい機会です。
無理な場合の対処法
各家の窓を調べた結果、我が家の窓が取れなくなってしまった・・・。そういう事態は避けたいです。実際には先に建っている家に対して後から建てる家は配慮するということはマナーですが、配慮しすぎて窮屈な生活をおくらなければ行けなくなるのは本末転倒です。
可能な限り対処して、無理な場合はさまざまな対処法があります。
ガラスを透明ガラスから型ガラスにする。
窓のガラスを透明なガラスからモザイク状に見える型ガラスに変更することで、見え方をぼんやりさせることができます。もちろん光は入ってきます。
窓の位置を上にずらしてハイサイドライトにする。
窓の位置を人の目線の位置から上部にずらして(1.8m以上など)窓の開放感を少し保ちつつ、太陽の明かりを取り込んで明るい部屋にする。
樹木を植える
どうしても大きい窓を取りたいときは、見えたくない部分に常緑樹を植えて見えないようにします。この方法は相手側からも「木を植えた!」とわかるため、失礼のないようにします。
これ以上にたくさんの方法や工夫があります。
今後もお隣さんとは長い付き合いになりますので、ちょっとした気づかいをしましょう。