バルコニーは必要?

郊外住宅のほとんどに2階にバルコニーが付いています。洗濯物や布団を干すためだけに本当に必要ですか?本当に利用してますか?

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バルコニーの使い方

日本の戸建て住宅にはバルコニーやベランダがかなりの確率で設置されている光景を目にすると思います。家の2階南側の部屋、掃き出し窓から出られるように設置されているのが一般的です。

バルコニーとは本来、欧州の城にあるパーティーで部屋から出て夜空を眺めている場所のことをいい、映画などでドラマチックなことが起こる場所のことです。
 ちなみに、ベランダはバルコニーに雨で濡れないように庇が付いているもののことをいいます。

日本にバルコニーが登場したのは戦後、日本の国策で公共住宅(マンションタイプ)にバルコニーがあり、1960年代当時の洋風のあこがれがそのまま戸建て住宅にも移行してきたことが考えられます。

テレビ、洗濯機、冷蔵庫があることが贅沢であった時代から、今では当たり前にある時代になりましたが、 その後、日本のバルコニーは住宅建材メーカーやハウスメーカーの手によって家の商品力(見栄えのするデザイン)の向上などもあり、バルコニーも同様にあこがれからあることが当たり前の時代に今はなっています。

 昼間の住宅を見て実際の使われ方を確認すると布団や洗濯物を干してある程度で人気もなく静まりかえっているのが現状であり、それ以上の何かには使われていません。

バルコニーにかかるお金

バルコニーは戸建て住宅においては特殊な工事が多く発生する場所であり、建物の価格を上げてしまう1つの要因になります。

構造的バランスを保つための補強

基本的には家よりもバルコニーは突き出した形になる場合が多く、家全体の形のバランスが悪くなります。そのバランスを補うため他の部分に構造的に補強します。また、地震時にも倒壊の危険性があがります。

防水のメンテナンス

雨が直接あたり、そのまま地面に流すタイプのバルコニーは問題ありませんが、バルコニーの下に部屋がある防水型のバルコニーの場合には樹脂やシートを使った防水工事をして下の階に水漏れがないようにします。
しかし、樹脂やシートは、やぶれたり、キズから雨が漏る可能性は否定できません。また、永久的な防水ではないため一般的には20年程度で再度防水工事が必要です。

面積が増える

バルコニーの外壁部分に外観と同様の外壁材を施工する場合、外観の外壁材の量が増えます。高価な外壁材を使用した場合は大きな金額差になります。

安心して使えるバルコニーにするためには建てる時のお金、メンテナンスのお金の両方を準備しておく必要があります。

バルコニーをつくらないのも良策

郊外の大きな敷地に戸建て住宅を建てる場合、バルコニーをつくるメリットはあまりみえてきません。

洗濯物は駐車場のスペースや庭、洗面脱衣室など干しておけます。

布団を干す場合においても駐車場のスペースや庭は使えます。2階に干す場合は窓から干すこともできます。外壁による布団の汚れが気になる場合は鉄製のバーを外側につけることで解決できます。

来客時に庭で洗濯物を干すわけにはいきませんが、その場合バルコニーに干しても見えてしまうため干さないと思います。

間取りを考える時にバルコニーをつけないことで南側の間取りが自由になります。

バルコニーがお金持ちの象徴や世間体、当たり前のものではなく、必要なものだけを積極的に選択して、賢い家づくりをしましょう。

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