スタッドレスタイヤとノーマルタイヤの保管場所をつくる

雪が降る地域には欠かせないものの1つに車のスタッドレスタイヤとノーマルタイヤがあります。タイヤ自体が重くスペースを必要としますので、家を建てる前に保管する場所を決めておきましょう。

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車のタイヤの保管場所

日本には四季がある上に山が多いこともあり、気温の寒暖差や気候の変化が激しい土地でもあります。高速道路の入口と出口で天候が違ったというのはよくある話です。

太平洋側の都市部に生活している方はノーマルタイヤ(サマータイヤ)のみで1年中生活できますが、日本海側の都市や山間部にある町、東北、北海道地方の方々はスタッドレスタイヤは必需品です。夏はスタッドレスタイヤを保管し、冬はノーマルタイヤを保管しておかなくてはいけません。

タイヤを保管するためには、保管する場所が必要になります。

一般的なミニバンに装着されていることが多い15インチタイヤを例にした場合、
外径:60cm程度
厚み:20cm程度
重さ:7kg程度(スタッドレスタイヤは+0.5kg程度)
となります。

車に装着されていると小さく見えますが、タイヤ単体では意外に寸法を取ります。また、重さは1本に付き7kgに加えホイールの重さ6kg程度が加算されますので、1本で13kg、4本で52kgとなりとても重たいです。

少し余裕を取ることも考えておくと、縦横80cm、高さ100cm程度のスペースに加えて、重さ60kg程度に耐えられる地盤や床が必要です。
スペースに加えて、タイヤが痛むことが無いように炎天下ではなく、凍結もしない冷暗所が好ましい上に、年に1回とはいえ持ち運びしやすい場所がよいです。

家を設計する前にタイヤの保管場所は決めておく

スタッドレスタイヤやノーマルタイヤを保管するスペースは決して小さくないことがわかりました。家を建ててからタイヤの置き場所に悩むのではなく、家を設計する前に「○○に置きたい(保管したい)」と考えておく必要があります。

例えば、

駐車場を広めに取りタイヤも保管する

屋根のあるしっかりとした駐車場をあらかじめ考えておき、タイヤのみならず工具などもすべて収納できるようにしておく方法です。場合によっては自転車や子どもの遊具なども保管できるかもしれません。

玄関脇の収納スペースを活用する

玄関の横に収納スペースを設けておくと便利です。子どもの遊具やガーデニング関連、傘立てなどにも使用できます。この収納に半畳ほどのスペースを取り、下部部分にタイヤを保管する方法です。

下屋を設ける

昔から勝手口から出たところに簡易な壁と屋根がかけられた下屋スペースを設けることがあります。家の外で使う雑多なものの収納や洗濯物干し場など多機能スペースとして便利です。この一部分にタイヤにシートをかけて保管するのもよいです。

どうしても保管スペースがとれない場合は、各タイヤを販売している店が「タイヤ保管サービス」を行っている場合が多いです。年間1万円程度の費用で預かってもらえるため、場合によっては活用する方法もあります。

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