屋根裏点検口はあった方がいいのか?

新しく戸建て住宅を建てると屋根裏点検口が計画されている場合があります。屋根裏点検口は最上階の部屋から屋根裏へ行くための出入り口のことをいいます。

屋根裏点検口の大きさは40cm角〜45cm角ぐらいで、屋根裏に入って工事を行う場合は工具を持って工事業者が上がっていくために必要な出入り口であり、一般的には廊下やウォークインクローゼット、洗面脱衣室などの天井にあるケースが多いように思います。

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工務店やハウスメーカーなどから「屋根裏点検口はどこにしますか?」と相談を持ちかけられることは希だと思います。各会社に仕様があり、この部屋に天井に取り付けると決められているケースがほとんどです。

見たことがない方もみえるかもしれませんが、オフィスなどで天井を見上げてみると、白い天井の中に照明器具やエアコンなどと混ざって、40cm各くらいのアルミ製の正方形枠があります。それが屋根裏点検口(天井点検口)です。

屋根裏点検口の必要性

現在住んでいる住宅において、屋根裏点検口を使用するような工事が発生するケースを少し上げてみると、

  • 台風や老朽化などで屋根から室内へ雨漏りがしている場合に、原因を探るために工事業者が屋根裏へ上るケース
  • 新たにコンセントの場所を増設したり、有線LAN配線を増やしたりするときに、電気業者が屋根裏へ上り、配線工事を行うケース

などが考えられます。住まい手自身が天井点検口を利用して、屋根裏(天井裏)に上る事はほとんどないと思いますが、住宅に何かあったときや、機能を増やしたり、変えたりするときに必要になります。

屋根裏点検口はあった方がいい

昔の住宅では、廊下の突き当たりの天井板や押入の天井板が外れるように計画されており、下から持ち上げることで、簡単に外れるようになっています。最近の住宅では点検口を設ける家が多いですが、すべての住宅に天井点検口がある訳ではなく、天井点検口がない住宅もあります。

無い場合は、工事業者が天井に穴を開けて天井裏に上がることとなりますが、点検口はあった方が便利な出入り口です。ユニットバスの天井が外れるようになっていることも多いため、屋根裏点検口(天井点検口)を兼ねるケースもありますが、使い勝手が悪い上、ユニットバスは1階にあることが多く、2階建ての場合は屋根裏に上れないなど、優れている点は少ないです。

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