風に乗って街路樹などの葉っぱが道路の片隅に集まっている光景を見たことがある人は多いと思います。他人事のように思われるかもしれませんが、住宅でこの問題に悩まされている人が増えていると聞きます。
以前は敷地と道路との境界線に塀を設けることが多かったですが、住宅の敷地内に車を何台も駐車できるようにするためにフラットにすることが増えました。道路の街路樹や隣家からの葉っぱ、捨てられたビニルゴミなどが風に乗って、駐車場と庭の境目あたりにたまります。
落葉が多いシーズン以外にもゴミが敷地内に入ってくるため、数日から1週間に1回は掃除をしなければならないのが現状です。
集まってくる葉っぱを取りやすくする駐車場の仕上げ
風にのって集まってきた落ち葉やビニル系ゴミを片付けやすくするため、駐車場の仕上げを考えた方がよいかもしれません。
駐車場を芝生にした場合は、葉っぱやゴミが一ヶ所に集まることを防ぐことはできますが、芝生一面に葉っぱやゴミが散乱し、掃除をすることが大変になります。芝生の上にある葉っぱは竹ぼうきでも集めにくく、軍手をはめて1枚1枚取ることが中心になります。
駐車場を土にした場合は、一ヶ所に集まったゴミを片付けやすくなりますが、雨が降るとグチャグチャになってしまうデメリットがあります。駐車場を土のままにすると、車をよく駐車する部分だけタイヤ溝ができるため、あまり向いていません。
駐車場をコンクリートにした場合は、一ヶ所に集まったゴミを片付けやすくなりますが、雨が降ると葉っぱの成分が流れだし、コンクリートの駐車場に茶色のシミをつくります。雨が降る前に定期的に掃除が必要です。
駐車場を砂利にした場合は、一ヶ所に集まったゴミを片付けやすくなる上に、雨が降っても葉っぱやゴミが乾燥しやすいメリットもあり、向いていると言えます。
落ち葉が集まらない対策はないかもしれない
落ち葉やゴミが風にのって駐車場内に集まってこないためには、塀を作り入ってこないようにする以外の方法はありません。駐車場と道路の間に車が乗り越えられる程度の段差をつける程度では、葉っぱやゴミは入ってきてしまいます。
対策としては、駐車場と道路の間に車のタイヤがはまらない程度の小さく浅い側溝を作り、葉っぱをその場所に落とす方法があります。ただ、側溝の掃除はしなければなりません。
この場所に家を建てたのは自分と腹をくくり、定期的な掃除をしていくほか、ないかもしれません。