蚊取り線香の置き場所はどこがいいのか

梅雨に入り夏が近づくにつれて蚊が発生します。日本の本州を中心に考えると5月頃から増え始め、10月頃までは蚊と戦う日々を送らなければなりません。外から帰ってきた時に人にくっついて部屋に入ってきたり、窓と網戸の隙間から入ってきたりと、知らないうちに蚊が家の中に侵入しているケースがほとんどです。

蚊取り線香には数多くの種類があり、昔ながらの殺虫成分が練り込まれた渦巻き状のものに火をつけて蚊を退治するタイプ、電気や電池を使用して殺虫成分を広める置くタイプ、ワンプッシュで殺虫成分を室内に広めるタイプ、大きく分けて3種類あると思います。

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今回は「電気や電池を使用して殺虫成分を広める置くタイプ」の蚊取り線香を使用した場合、家のどこに置いたらよいのか考えたいと思います。

電気や電池を使用して置くタイプの蚊取り線香は大きく分けて2種類

電気や電池を使用して置くタイプの蚊取り線香はアース製薬のノーマットシリーズ、フマキラーのベープシリーズが大きなシェアを持っていると思います。置くタイプの蚊取り線香は「液体式でコンセントに差して電気の熱で薬剤を広げるタイプ」と「マット式で電池でファンを回転させることで薬剤を広げるタイプ」の2種類が販売されていて、それぞれ一長一短あります。

コンセントに差して使用する液体タイプのものは、コンセントのある位置しか使用することができず、コード長さも1m程度と長くないため、置き場所は限定されます。臭いもあり、顔の近く(薬剤の通り道)に置くと臭いで気持ち悪くなることもあります。そのため、就寝時に足下の近くに置いておくのがよいと思います。

電池でファンを回転させてマット式のタイプのものは、コンセントが不必要なため、どこにでも置けるところが最大のメリットです。電池でファンを回すことから無音ではなく、ファンが回る音がすることから、近くに置くと耳障りに感じることもあります。

取扱説明書に置き場所は明記されていない!?

置くタイプの蚊取り線香について「部屋のここに置くことで効果が高い」や「この場所に置いてください」という明記はありません。

コンセントに差して使用する液体タイプのものは、使用すると殺虫成分が上に広がるため、床に置いた方が効果が高いように感じますし、電池でファンを回転させてマット式のタイプのものは、本体横から殺虫成分が広がるようになっているため、棚の上に置いても効果があるように感じています。

蚊取り線香を窓際に置く方もみえますが、どちらのタイプであっても殺虫成分が部屋に充満していることが大切です。部屋を風通し良くしてしまうと、殺虫成分も風に乗って飛んでいってしまい、効果がありません。

ペットを飼っているときは注意したい

蚊取り線香に使用される殺虫成分は蚊の神経にダメージを与えるものであり、人に体する毒性は低いと言われています。しかし、身体の小さなペットは同じではありませんし、水槽で飼っている熱帯魚も水に成分が溶け込めば毒が広がります。

気になるようであれば、殺虫成分がペットに届かない工夫、もしくは、蚊取り線香を使用しない方法を考えてみる必要があるかもしれません。

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