花壇は防犯への第一歩

防犯対策には玄関の鍵をシリンダー錠に変更したり、ガラスに防犯フィルムを貼るなど、物理的に家に侵入されないように対策をすることも大切ですが、住宅の花壇も空き巣の被害を軽減させる効果があると言われています。

住宅の侵入窃盗は2003年以降減少し続けていますが、それでも日本全国で1日120件以上の住宅に窃盗が行われている事実があります。

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花壇と防犯は結びつかないように感じられますが、戸建て住宅において物理的な防犯ではなく心理的な防犯対策として、重要な役割を果たします。

花壇は泥棒に入られる可能性を下げる

戸建て住宅の玄関部分や門、塀、道路際などに花が並んでいる状態をイメージしてみましょう。

花がイキイキと育っていると言うことは、毎日室内と屋外を行き来をし水やりを行っている証拠です。咲き終わった花を取り、栄養がなくなれば肥料をやり、虫が出れば駆除していることから、細かいところまで目配りができる人であることを表しています。

花が咲いていれば、近隣の住宅に住む方や散歩を楽しむ方などと立ち話をするなど、コミュニティが取られているケースが多いです。地域と繋がっている住宅では、家に住む方以外の人も関心を持っているということにつながります。

空き巣を行う犯罪者に「入りたくないな」と思わせる効果があります。公園のようなしっかりとした花壇でなくても、プランターや植木鉢などで十分です。

庭の手入れを怠らないことが大切

夫婦共働きのケースでは花壇に水をやる時間が取れないことも多く、花を育てるのは難しいかもしれません。住宅のまわりに防犯砂利を敷くとよいとも言われていますが、効果があると言われている反面、住宅のまわりが殺伐としてしまう欠点もあります。

庭を土や砂利敷きにしてしまうのではなく、芝を植えて庭を青々とさせます。風に揺れる木を植えて庭に動きを与えてあげることも良いと思います。

手入れを最小限にするために、成長の遅い芝や伸びにくい芝、選定がほとんど必要のない木を選びます。定期的に伸びてきた草を抜くことで、毎日手入れをしなくてもよい庭を作り上げることが大切です。

除草剤を使って草抜きの作業を時短する

春から雨期、梅雨明けから夏にかけて雑草が生い茂る季節となります。ついこの前まで小さかった草が1週間で大きくなり、横を見ると小さな草が花を咲かせて一生懸命に種を作ろうと生きています。草は抜いても抜いても、どこからか種が飛んできて草が生えてしまい、永久に終わらないのが現実です。

雑草が増えてくると、世間から「だらしない家」と思われてしまいますし、庭の手入れが行われない家は泥棒から見ても「空き巣に入りやすい家」とチェックされがちです。

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草抜きは地味で大変な作業ですが、上手に楽をしながら適当に対応しておくのがよいです。

過酷な草抜き作業を時短する除草剤

草抜きが大変なところは、草抜きをすることで指が痛くなるだけではなく、腰痛になったり、虫刺されたり、ミミズが出てきてビックリもします。草抜きをしても、褒められることは少なく地味な作業が永遠続く辛さもあります。

真剣に草抜きに向き合うのではなく、上手に楽をするために除草剤をしようするとよいです。

現在は庭に除草剤をまいたことで、土が汚染されたり、手荒れがしたり、虫がいなくなったりということが少なく、草などの植物にのみ効く除草剤が販売されています。(他に影響を与える除草剤もあります。必ずラベル等を確認ください。)
安全な除草剤を選び、除草剤で枯らしきれなかった草のみを抜くという方法が楽な方法です。

それでも、子どもが遊ぶ庭に除草剤をまけないという場合は、庭の中で草が生えてほしくないエリアは砂利敷きとして、生えてくる草の量を減らします。生えてきた草は素手で抜くと砂利で爪が傷つくため、軍手をはめて草抜きをします。防草シートやネットなどで対応してもよいですが、見た目はよくありません。
庭の中で子どもが遊ぶ部分を限定し、その部分だけ頑張って草抜きをします。

家を探している人へ・・・

家と同様に庭も常に手入れが必要な場所です。「草抜きはどうしてもしたくない」、「草抜きをしている時間がない」という方は、庭の面積を極力減らせるように、小さい土地を購入し、家を建てましょう。見栄で大きな土地を買っても後が大変です。

土地を小さくすることで、住宅にかかる資金を必要最小限に抑えることができますし、無駄な時間も減らすことができます。

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