お値段以上の家がほしい?見栄を張らない家をつくろう

「おねだん以上ニトリ」。

家具小売り大手のニトリが今も使い続けるキャッチコピーで、商品に対して値段以上の価値を提供する思いが込められていると思います。実際にニトリへ足を運ぶと商品の見た目に対する表示価格は安く、「この値段なら・・・と思える」絶妙な価格設定が上手です。

多くの人に愛されながらも16年連続最高益を出し続ける裏には、人件費が安かった中国から東南アジアに工場を移すなどのコスト削減に加えて、流通にも注力しています。商品の品質検査がどの程度行われているかはわかりませんが、実際に不良品は多いとも言われています。ただ、店頭や電話など不良品発生時の対応力が素早いと評価も高いです。

201603221103

前置きが長くなりましたが、ニトリの「おねだん以上」という考え方が家を購入したり、新築をする方々の間にも広まっていることは事実です。

お値段以上の家がほしい?

「お値段以上」の家がほしいと考える方の多くは、自分らしい家がほしいと思う人ではなく、近所の方や親・兄弟・親戚などから「立派な家を建てたね」と言われたり、思われたりすることを望むケースです。家の間取りや使い勝手などには興味がなく、いい家を建てて世間に見栄を張りたいという方は想像以上に多いです。

「部屋数が多く、広くて大きな家」や「価格の高い仕様を採用した家」が求められます。

広くて大きな家や高額な材料を採用した家は、家の金額も高額になりがちですが、そこを安くすることができる建築業者を探しているケースが目立ちます。

ニトリの家具も安いならではの理由がある

管理人もニトリの家具を使っていた事があります。ニトリの家具は店頭で見る限り本当に安く魅力的なのですが、購入をして自宅で家具の組み立てを始めると、ボルトの接合部が簡易で弱く「これで大丈夫かな」と感じたり、使い始めて2、3年で変色をしてしまったりしました。

長い期間使い続けることは向きませんが、本当にほしい家具を購入するまでの間に使ったり、単身赴任や学生のひとり暮らしのような、短い期間が決められている時にはコストパフォーマンスが高いと感じました。

管理人がニトリに思ったことは、何年にも渡り使い続けたい人にとっては値段相応の家具であり、数年間だけ使用するような人にとっては「お値段以上」の家具だなということです。

見栄を張る家の内部は大丈夫?

商品に対して価格が安いということには必ず裏があります。広くて大きな家にもかかわらず金額が安い家や、高い仕様を採用した家にもかかわらず金額が安い家にも裏があります。裏がなければ業者は利益を稼ぐことができず、倒産廃業することが一般的です。

人の目に触れる部分にお金がかかっている場合は、人の目に触れない部分で品質が落とされていたり、仕様が下げられていたりするケースに加え、工期が短く工事が雑であったり、経験の浅い職人を採用しているケースも考えられます。

家は長く住み続ける場所です。

安心をして住むことができる家でなければ、表面的に豪華で見栄を張れても意味が無いように思います。基本的には家は広くなればなるほど、値段の高い仕様を採用するほど、多機能なキッチンやトイレ、エアコンなどを採用するほど、高額になります。

その上で、自分にあった家が購入できたり、建てられたりするとよいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です