屋外の柱は傷む前に対策!保護塗料の重要性

20年、30年前の住宅に比べて少なくなりましたが、木造住宅の中で重要な構造となる柱が屋外に表れている家があります。例えば、玄関ポーチの庇を支える柱、勝手口から出たところにある下屋の柱など、場所はさまざまです。

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通常の柱は外壁に覆われていることから自然の驚異の影響を直接受けませんが、屋外に露出している柱は太陽光や風雨、雪、高低温、湿度などを受けることから被害を受けやすい状況にあります。

人が海へ行くと紫外線により肌が黒くなり皮膚がめくれることと同じように、柱も劣化したとはいいませんが、確実に影響を受けていきます。人も夏場に日焼け止めクリームを塗り肌を守るように、柱にも保護塗料を塗り自然から守る必要があります。

紙ヤスリを使って表面を削り落とす

新築したばかりであれば問題ありませんが、1番最初に行う事は保護塗料を塗ることではなく、ヤスリを使用して柱の表面に付いた汚れ、以前塗った劣化した保護塗料、劣化してボロボロになった木の部分などをまんべんなく削り落としていきます。ヤスリはホームセンターなどで販売されている紙ヤスリや布ヤスリで十分です。

ヤスリは荒すぎず、細かすぎない#240などの中間程度の番号を使用する方法が一番効率がよいと思っていますが、柱の状態により変えてください。あまり神経質になりすぎる必要もありません。

ヤスリをかけ終えた段階で、柱に付いたヤスリカスや木の粉を刷毛や雑巾などで取り除きます。

念入りに保護塗料を塗ろう!

屋外用保護塗料を塗っていきます。購入した保護塗料の缶に書いてあるとおりに塗ってゆきますが、基本的には2度塗り、3度塗りの方が塗膜が厚くなる事から耐候性は強くなります。また、無色透明の塗料に比べて有色の塗料の方が耐候性が強いことが一般的です。

柱の表面をなでるように塗るのではなく、染み込ませるように塗っていきましょう。有色の屋外保護塗料を選んだ場合は、刷毛ムラが出やすいことから、少しだけ意識をして丁寧に塗っていくことで、刷毛ムラを抑えられます。

毎回プロに任せているとお金がいくらあっても足りません。短時間で終わる作業ですし、家のメンテナンスを自分ですることで愛着もわきます。一度、自分自身でやってみましょう。

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