車がガソリン車からPHV車やEV車中心の時代になることを想定して、駐車場には200V電源をあらかじめ用意しておきましょう。
駐車場にコンセントがあると便利
近年の自動車はガソリンで走る車だけではなく、プラグインハイブリッドカー、電気自動車など電気も利用して走る車が増えてきました。今後、ますます価格が下がり普及してくると予想されています。
このような車を購入した時に必要になるのが「充電する」という行為です。充電するためにはコンセントが必要です。最近の住宅の場合駐車場にコンセントを設ける例も増えてきましたが、まだまだ設置する人は多くありません。
これから家を購入したり、建てたりする家は少なくとも30年から40年は住むと思います。車は9年~13年ぐらいで買い換える方が多いと思われますので、これから購入するであろう3から4台先の車まで考えて、電気自動車などを購入するかもしれないと思われる方は、駐車場にコンセントを設けておくことをオススメします。
もちろん、後から駐車場にコンセントの増設は可能ですが電気配線工事を伴うため、費用がそれなりにかかります。
もし、今すぐ電気自動車を使わないという場合においても、洗浄機で車を洗ったり、人感センサー付ライトを後からつけたり、クリスマスのイルミネーションの電源にしたり、アシスト付自転車のバッテリー充電をしたりと用途は意外にあります。
必要なのは200V電源
日本でのプラグインハイブリッドカーや電気自動車の電源は100V電源でも充電することはできますが、1日中充電しなければいけないほど時間がかかります。そのため、一般的には200V電源を必要としています。200V電源であれば、現在発売されている電気自動車などは7~8時間程度で100%充電をすることが可能です。
日本での電気事情は住宅は主に100Vであり、IHクッキングヒーターや一部のエアコンなど大容量の電力を必要とする機器は200V電源としています。100Vと200Vではコンセントの口の形状が違うため併用はできません。
そのため、駐車場にコンセントをつける場合は200V電源を忘れずに取り付けるようにしましょう。
また、プラグインハイブリッドカーや電気自動車を利用する場合、オール電化住宅にしておくことで深夜電力などを活用しより安く充電することが可能となります。