アンカーボルトの取り付け方

建て前の直前に土台に取り付けられるアンカーボルトを確認しよう。アンカーボルトは地震から家を守るための大切な金物です。

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アンカーボルトとは?

木造住宅の場合、建物を建てる上で重要なものが【構造】です。柱や梁、それをつなぐ継ぎ手や金物など、完成時には表には見えなくなってしまう部分ばかりですが、地震がきた際に踏ん張ってくれる重要な部分です。

その中の「アンカーボルト」も重要な金物の1つです。

「アンカーボルト」とはコンクリートの基礎と木の土台とをつなぐ鋼鉄の棒とボルトのことです。役割は地震時に建物にかかる力をコンクリート基礎、そして地面に伝えることです。
「アンカーボルト」によってコンクリートの基礎と木の土台がしっかり取り付けられていない場合、建物がコンクリート基礎からズリ落ちるという最悪のケースも考えられます。

建物は意外と原始的に取り付けられています。

アンカーボルトの取り付け方

「アンカーボルト」はどのタイミングで見に行くのがよいか。それは「建て前」の前日になります。多くの会社は建て前の前日までにはコンクリートの基礎の上に木の土台を取り付け、数日後に「建て前」を行うというスケジュールを組みます。
そのため、前日にはアンカーボルトしっかりと取り付けられている可能性は高いです。

見るべきポイントはどこか。
※前提として、アンカーボルトを取り付ける位置に必要な数取り付けられている事を前提とします。

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上の写真は失敗例です。

ボルトがしっかりと止めきれておらず、弱い地震が何度も起こる度にボルトがゆるんでしまう可能性があり、最終的に取れてしまうかもしれません。
本来は、ボルトの上にボルト3つ分棒が出ていることがよいとされています。通常は多少、木の土台を彫り込んででもしっかりとボルトを締め付けます。

このような確認をするのは現場監督さんの仕事であり、見つけ次第職人さんにやり直しをさせます。

もし、気になるポイントを見つけてしまった場合には、躊躇せず営業の方や現場監督さんに連絡を入れましょう。もしくは「建て前」当日にその場で話をしましょう。

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