外壁の種類とメンテナンス

外壁には膨大な種類があります。こだわり派には質感の高い素材もありますし、掃除めんどくさい派には最新の技術によって作られた外壁材もあります。上手に選んで外壁をキレイな状態を保ちましょう。

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外壁の種類

住宅に使用する外壁は技術と工法の進歩によりいろいろな種類が使えるようになってきました。デザインについても多種多様な色と形が表現できるように近年ますます技術力が向上しています。

外壁の役割として考えられるポイントは2つあります。1つ目は生活を守るために風雨や火災などから家を守るということ。2つ目は住む人の個性や表現を表すデザイン性という点です。

1つ目については、現在外壁として使用されているもののほとんどは風雨から家を守ることができます。火災については国が定める建築基準法により不燃性能がきめられており、防火地域によっては使用できない外壁素材があります。

2つ目はデザイン性。個性を思いのままに表現するのもよいのですが、あまり奇抜なものにしてしまうと今後住むに当たり周りの家々から注目を集めることになります。ある程度の調和も頭に入れておきましょう。

外壁の種類と大まかな性能を上げていきます。

窯業系サイディング材

サイディング材にはさまざまなものがありますが、主にセメント質と繊維質を混ぜ合わせて焼き固めたものです。一般的に安価で外からの火災に強く、色形は人工的にデザインしているため種類も豊富です。

薄付仕上げ塗材(サイディング材に塗装)
サイディング材を取り付けてから仕上げ材を塗装するすることによりデザイン性をアップします。塗り厚が3mm程度しかないため、サイディング材の継ぎ目で塗装が割れる恐れがあります。

金属系鋼板(ガルバリウム鋼板など)
古い家において多く使われていた鉄板も同じ部類に入りますが、近年では耐久性、耐候性に優れたガルバリウム鋼板が使用されるのが一般的です。繊細な柄の表現はできませんが、コストパフォーマンスは高いです。

左官壁材
下地の上からコテを使い、左官材を塗っていきます。他の外装材にはないしっとりとしたデザインが可能です。近年はひび割れや剥離対策、色やデザイン、防火性能向上などがはかられていますが、それも場合によってはクラック(ひび割れ)が起こる場合もあります。

タイル
焼き物と同じように土や石を粉砕して焼き固めたもののため、耐久性、耐候性が高く、汚れにも強いです。他の外装材にはない重厚感が家に落ち着きを与えます。

外壁の弱点はコーキングや接着剤

外壁の種類として上げられるものは、長い年月日本で使用されてきた歴史あるものや工場などでさまざまな実験で耐久性や耐候性の確認が取れたものがほとんどです。 一般的な場所にしようする分についてはしっかりとした外壁の役割を果たしてくれるでしょう。

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外壁の劣化という点で気をつけるべきポイントは2つです。

外壁を使用する方角や場所、立地

外壁材によって得意不得意がありますが、外壁材が痛む大きな原因は強い直射日光と湿度です。南や西からの太陽の光をずっと浴び続けてしまうような環境、また、年中にわたり太陽の光が当たらない北側の湿った場所は注意が必要です。

立地については、周りに家があることで強い太陽の光を遮ることはできますが、日の当たらない場所ができる可能性があります。周りに何もないところであれば逆のことがいえます。

対策としては太陽の光を遮る樹木を植えて強い太陽の光を遮ることや樹木によって風雨をあまり外壁に当てないこともポイントです。光が当たらず湿気が逃げないところであれば、家のプランや敷地内で建てる位置を考えることで避けることができます。湿気は外壁を朽ちらしたり、苔を生やしたりする原因になります。

コーキングや接着剤の耐用年数

外壁材の中でもサイディングの場合は運搬の問題もあり、細かく規格サイズになった材料を家に貼り付けていきます。その際にボードとボードのつなぎ目に雨水は入り込まないようにコーキング(ジェル状のゴムのようなもの)を施工します。コーキングは外壁材のように耐久性が高くなく、耐用年数は20年程度と言われています。

古くなった住宅ではボードとボードの間に隙間ができ、その間から雨水が浸入し、柱や土台、サイディングボードを裏から朽ちらしていってしまう場合があります。

家主にあった外壁材を選ぶのも長持ちの秘訣

外壁材は左官材や木張りなど種類によっては短い期間でのメンテナンスが求められるものもあります。木張りであれば自分自身で再塗装をすることも可能ですが、外壁材の種類によっては頻繁に出費がかさむものもあります。

家庭における今後のライフサイクルや性格、どうしてもめんどくさがり屋の方はメンテナンスの少ない外壁を選ぶ事でキレイさを保てますし、出費も少なくなります。

細かいことを気にしてしまう性格の方もタイル張りなどのゆがみなど、満足できず建設中にイライラしてしまうかもしれません。家は愛着を持って関わることで耐用年数も延びていくものだと思っています。適度なバランスで計画していきましょう。

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