雪が隣家に落ちて問題発生!?敷地に余裕を持って家を建てる

家の間取りを重視するあまりに住宅を敷地ギリギリまで使用して建ててしまうと問題が発生するケースがあります。屋根から雪が隣家に落ちて、隣家の庇を破損させてしまったり、雪が土の上に落ちて外壁をドロドロに汚してしまったり、隣家の花壇に植えてある花を雪で潰してしまったりするケースです。

頻繁に雪が降る地域では、例年降る雪の降雪量を考慮してハウスメーカーや工務店、設計事務所などが家を計画しますが、年に1、2度しか雪が降らない地域では軽視しがちです。十分にチェックしておきたいポイントです。

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家の外周部にスペースをつくること

落雪被害は他人事ではなく日常的に地域で起こっている事であり、裁判も発生しています。

事案の概要
子供(4歳)が母親とともに午前八時五分頃、国道の歩道上を歩行していたところ、本件国道に接して、これに棟が平行して建てられた建物の屋根から、積雪が2人の頭上に落下し、子供が死亡した。また、当時本件建物前歩道上には大きな雪堤が存在していた。母親が建物所有者に対し工作物責任に基づき、国道の設置管理者である国に対し営造物責任に基づき、損害賠償を請求した事案である。

裁判所の判断
本件落雪は、本件建物の屋根に設置されていた前判示の雪止を懸吊していた鉄線が積雪による荷重に耐えられずに切断したことによると認定し、本件落雪は、土地の工作物としての雪止設備の保存の瑕疵に因るものとして、占有者の工作物責任を認めた。

引用:国土技術政策総合研究所 建築研究部

上記は昭和51年に札幌で行われた裁判です。古い裁判ですが、建物から落ちた雪による事故は建物の持ち主の責任があるとされています。

落雪による問題の加害者とならないためには敷地境界線と外壁の距離だけではなく、屋根の先端と敷地境界線の距離を十分に取っておくことが求められます。距離を取ることで、敷地内に雪が落ちるスペースをつくります。

敷地の周囲にスペースを取ることで、風通しが良くなり家を長持ちさせるのに重要な要素となります。家の周囲を歩いて家が傷んでいないかチェックできたり、外壁補修やリフォーム時に足場も建てやすいなどメリットは多くあります。

屋根の向きを変えて雪が隣家に落ちないようにする

隣家のある敷地境界側と家との間にスペースをつくることが難しいときは、屋根の向きを変えることも重要なポイントです。屋根の勾配が隣家に向けて下がるのではなく、敷地内にスペースがある方向に勾配を計画します。
雪が敷地内に落ちるように向きを考えるだけで問題は解決できます。

屋根勾配を緩やかにすることで雪を落とさない方法もあります。

年に1回や2回など回数が少なく数センチ積もる程度であれば、屋根から雪が落ちないようにフラットに近い屋根勾配にします。積もった雪は太陽の熱や室内から伝わる熱により徐々に溶け、水となって樋から排水する計画です。
積雪量が少なければ積雪荷重も少なく、家にかかる負担も少ないため、この方法も有効です。

庇が雪で折れないように

掃き出し窓や勝手口の上にある庇ですが、庇に積もった雪が落ちて隣家に迷惑をかけることは少ないです。庇は屋根のように頑丈にはつくられていません。庇の上に雪が大量に積もった場合は、雪の重みで庇が歪んだり、庇が折れたりします。

庇の上に大量に雪が積もってしまう場合は、庇の上にカバーをして雪が積もらないようにすることが大切です。

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