なんで男は自宅に小便器を取り付けたがるのか

新しく家を建てる時に夫婦間でもめる事の1つに「トイレに小便器を取り付けるか」があります。男が用を足す時に立ってしたいという願望です。

都市中心部よりも地方や田舎で生活をしていた方に多くみられ、「男としての威厳を保ちたい」や「座ってしたらまけたような気がする」のような精神的な部分が多いようです。

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管理人としては今まで生きてきて、自宅には小便器は無くてもいいと思っています。

小便器がいらない理由と欲しい理由

トイレの中に小便器がいらない理由で多いと思われるのが、

  • トイレ掃除が大変になる
  • 腰掛便器の横に小便器があり衛生的に嫌だ

の2つかなと思います。1番多い理由は、腰掛便器の掃除もしなければならないのに、小便器の掃除もしなければならず、トイレ掃除が大変になるというものです。また、トイレは大きく作れないことが多く、腰掛便器の横に小便器を取り付けるケースがほとんどです。小壁を設けるにしても「すぐ横に小便器があるのは嫌だ」という方もみえます。

小便器が欲しい理由としては「座って用を足したくない」という理由がほとんどだと思います。

小便器が欲しい人は今まで立って用を足してきた人ならではの意見であり、家事をしてきた経験が浅い人かなと思います。トイレ掃除は週に何回か掃除をしなければ清潔な状態を保つことができず、家族が多ければなおさらです。ひとり暮らしの経験のある方であれば、どの程度掃除を怠ると黒ずみが発生し、除去するのにどの程度大変か知っています。

小便器は作らない方向でまとめたい

基本的には小便器は作らない方向で家をつくって問題ないと思います。工務店やハウスメーカーの営業の方を巻き込み、いろんな理由を並べていくのがよいと思います。理由は「小便器の掃除が大変だから」というだけではありません。

小便器を取り付けるためにはトイレの面積が最低1坪必要です。

床面積の増加は新築予算の増加に直結するため、できる限り不要な部分は小さくすることが求められます。面積の増加に加えて、小便器の器具代、水道配管工事、今後のメンテナンス、修理などが発生してきます。

新築予算をギリギリで切り詰めている場合であれば、小便器が欲しい・欲しくないのレベルの話では無く、小便器はどうしてもなければならないものではないため、家全体からみて作ることができないこともあります。家族の中で限られた人しか使用しない小便器は家の中で絶対に必要なものではありません。

小便器に家族としてや男としての威厳を求めるのであれば、リビングや寝室などに小さな書斎コーナーなどを作り、夫専用の場所をを作った方がいいかもしれません。

小便器を取り付けるケースとしては・・・

小便器を取り付けた方がよいケースもあると思っています。例えば、家族の中で男の子の子どもが多い場合は、小便器があった方が朝の通勤通学ラッシュはスムーズになります。

1階と2階に腰掛便器を1ヶ所ずつが住宅のスタンダードになっていますが、1階に広めのトイレを作り、腰掛便器と小便器のペアの方がよい可能性もあります。2階にトイレを作らないことで予算を抑えられますし、家族で一度話し合ってみるのもよいかもしれません。

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