観葉植物を置く場所は窓際がベスト

十数年前に観葉植物が流行しましたが、ここ数年再ブームしているように感じています。インテリア雑誌の片隅に写っていたり、ライフスタイル雑誌にも取り上げられることが多く、個性的な形をした植物が人気です。

観葉植物だけではなく、多肉植物やエアプランツ、サボテンなどが脚光を浴びていて、小さくて、育てやすく、成長もゆっくりのため、管理しやすいところがポイントになっているようにも思います。

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家の中で観葉植物や多肉植物、エアプランツ、サボテンなどを置く場所で一番適しているのは太陽光の当たる窓際です。太陽光がしっかりとあたり、風通しがよく、水を定期的にあげることが枯らさず育てるポイントになります。

家具の上に観葉植物を置くのがベスト

観葉植物や多肉植物、エアプランツ、サボテンなど育てるためには、太陽光に当てて光合成をさせてあげること、風通しの良い状態を保ち、害虫や病気にならないようにすること、定期的に水や栄養を上げて枯らさないようにすることです。

植物にとって一番良い光は東からの朝日と南からの太陽光で、リビングやダイニングなどの南側の窓際が一番良い場所になります。窓を開けて風通しの良い環境をつくると植物は元気よく育ちます。

直接床の上に鉢皿を置いて植木鉢を置いてしまうと、水をこぼした時に床が濡れてしまい家が傷むことがある上、掃除機もかけにくく、ロボット掃除機も上手に掃除をしてくれません。そのため、棚やチェストを窓際に置いて、その上に植物を置くとよいです。

植物の種類により日陰がよい植物、湿った環境を好む植物など多種多様なため、育て方を店員さんに詳しく聞いて、置き場所を変えましょう。エアコンの風は植物にとって大敵です。直接当たらないように風向きを考えましょう。

MEMO
観葉植物は天井から吊すのもいい
賃貸住宅ではできませんが、持ち家であれば天井に金具を取り付けることで植物を吊すことも可能です。天井から植物を吊すことで、緑溢れるリビングやダイニング空間を作ることができます。
水をあげるときは植物を取り外し、屋外やバルコニーで水をあげて、洗濯竿などに引っ掛けておくことで十分に水をきってから、室内に戻しましょう。

サンルームで植物と共に癒しの時間を満喫するのもあり

日本経済が上昇傾向にあった1990年代前後にサンルームは流行しました。当時は住宅に付加価値を付けたり、見栄であったりすることも多く、サンルームで生活を豊かにするといった使い方をする人は限られていたように思います。それが最近見直されるようにサンルームを取り入れる動きがあります。

まだ住宅ではなく、カフェやアウトドアショップ、花やガーデンショップなどが中心に取り入れるようになってきていると思っています。カフェであれば店の一角がサンルームを兼ねたような状態になっていて、柔らかい光の中でカフェタイムを楽しむ事ができたり、花やガーデンショップでは植物がイキイキとしている姿も見ますし、太陽光が植物の葉っぱに反射をして、自然の中にいるような明るい世界を見ることができます。

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サンルームは壁や屋根全てを透明にしてはいけない!

サンルームというと最大限光を取り入れるようなイメージですが、屋根や天井、壁など、全てをガラスやポリカーボネイトなどの透明な素材で覆ってしまうのは間違いです。屋根からも壁からも太陽光が入るようなサンルームでは、夏場は蒸し風呂のように暑くて入れませんし、冬場は寒くて長時間サンルームの中にいることは難しいと思います。

サンルームの壁は基本的に通常の家と同じような作りとして、他の部屋に対して窓の量や面積が多いぐらいが丁度いいです。サンルームから外に出たい場合や植物を育てていて土や水を綺麗に掃き出したいときなどは「掃き出し窓」があると便利です。外に出る必要が無ければ「腰窓」を90度や180度など配置してもいいです。この時の壁は断熱仕様、窓はペアガラス以上がよいです。

屋根も壁同様に通常の家の屋根と同じようにします。外壁側から90cm部分ぐらいをガラスなどで仕上げるだけで、かなり明るいです。ただ、大粒な雹が降ってきてガラスが割れる場合に加えて、通常の屋根素材とガラスの隙間から台風時の雨漏りの危険性もあります。

床はタイルやモルタル仕上がよいです。フローリングにしてしまうと太陽光が強すぎて傷むスピードが速くなります。ウッドデッキのように定期的に取り替えたりする場合は問題ありません。

MEMO
それぞれの時間を楽しめるサンルーム
熱帯植物やサボテンがイキイキするためのサンルームではなく、家の間取りにリビングやダイニングがあるようにサンルームがあるという考え方です。このサンルームでは暖房器具もエアコンも使用します。人がゆっくりとリラックスできる空間を家の中に作ることが目的になります。

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部屋に植物を置く余裕をつくる

「部屋の中に植物を置く」というと簡単そうに思えるかもしれませんが、忙殺された日々の中では大変なことです。

定期的な水はもちろんのこと、水をやり過ぎれば根腐れを起こしますし、土の表面はカビてきます。エアコンの風が当たらない位置であると共に、日光が当たる位置に置いておく必要があります。伸びすぎたところは切る必要もでてくるかしれません。

植物は部屋の中に明るさ、湿度、落ち着き、ゆとりと言ったものを与えてくれますし、疲れてソファに座った時に目に入ればホッとすることもできます

一瞬のホッのために手間暇かけて手入れはできないと言われそうですが、忙しすぎる今の自分を見直すきっかけになるかもしれません。

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