家の柱からパキッって音が聞こえる問題

家が完成をして住み始めてすぐ、気になる問題に直面することになります。たまに家からパキッ!パキッ!と大きな音がすることがあり「大丈夫なの!?この家は!?」と心配する方もみえます。

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パキッと言う音の原因は柱

パキッ!パキッ!という音の原因は柱です。柱でも鉄筋コンクリート造や鉄骨造の家では鳴りませんし、軽量鉄骨でつくられた家でも鳴りません。柱が木でつくられた木造住宅特有のものです。

一般的には、柱である木が十分に乾燥していないことから、家が完成した1年後ぐらいまでは木が動くと言われ、その時になる音がパキッといういう音になります。

ただ実際には、建てられたすべての木造住宅でパキッと鳴る訳では無く、十分に乾燥された材料を使用した家では鳴りにくいはずです。

数十年経ってもパキッという音は止まらない

1年以上経ってもパキッ!と木が動く音が鳴り止まない家もあります。

例えば、昔ながらの日本家屋の場合は家の中に柱が出ている真壁と言われる様式で家が作られています。柱がボードやシートに隠されることなく、表に見えている状態です。

木は生きていて常に呼吸をしています。雨が何日も降り続き湿気が高い日が続くことで、柱の水分量は上がりますし、逆に太陽光が強く乾燥した日が続いたりする場合は柱自体も乾燥します。

これらが急激に起こることで柱が呼吸をして、膨張や収縮が起こり、木が動くことでパキッと音がなります。台風などで気候が大きく動く夏場はよく耳にすると思います。

木が呼吸をして膨張や収縮をするのは柱だけではありません。無垢板でつくられた家具や建具などもよく見れば微妙に膨張や収縮をしていますし、ものによっては反っていたりすることもあります。

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