工事業者はなぜ土曜日の早朝に工事に訪れるのか

建築業界の1週間は月曜日から土曜日の6日間です。その中で土曜日に工事をしてもらいたいと希望する方も多く仕事が偏りがちです。許容できる範囲内であれば、早朝からの1番の仕事も笑顔で向かえましょう。

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建築業界は月曜日から土曜日が平日

工務店に住宅の増築工事を依頼したり、電気屋さんでエアコンを購入し取り付けを依頼したり、光ファイバーなどの通信回線の設置依頼をしたりする際に、早朝から工事に来ることがあります。

管理人の体験談としても、事前には遅い時間帯に工事を行うと連絡があったことから、そのようなスケジュールを計画していたのですが、突然工事当日である土曜日の朝7:00から電話が鳴り、これから行ってよいかと言われ、8:00前にはピンポンピンポンとインターホンを鳴らされた経験もあります。管理人も建築業界の人間であり、ある程度は相手側の都合もわかりますが、これはさすがに非常識であると思ったため、文句を言ったことがあります。

ここまでのケースはあまり無いかと思いますが、土曜日の朝8:30前には家を訪れる業者の方は結構みえます。

一般的に建築業界は、月曜日から土曜日の6日間営業、日曜日の1日休みで動いています。建築材料などを取り扱う本社は土曜日休みのところが一般的ですが、工事を行う職人は動いています。仕事をする時間は朝8:30~17:00ぐらいまでであり、特に朝は早く工事を始めたいことから、8:30には音を出して工事を始めます。そのため、家に訪れて工事場所のチェック、工事の準備は8:30までには済ましておきたいということです。

社会一般的に土曜日が休日と定められてから20年程度経ちますが、建築業界は現在も週休1日で活動しています。

それでも土曜日も工事が行われる

土曜日に工事を行う事を望まれるお客さんは意外に多いです。理由は夫婦共働きのため平日は家にいないケース、平日は会社へ出勤して家にはいない夫であるご主人が休日にはいるケースなどが当てはまります。家の一部を工事するということは大きなことですので、家の主に確認してほしいということが考えられます。

工事業者は1日に一軒のみではなく、数軒の家を廻り工事を行います。消費増税のタイミングや季節の変わり目、引越シーズンなどポイントで仕事が立て続けに入り、こなさなければならない数も増えます。

1日に何軒もの工事を詰め込まなくてはならない時は、後の工事が遅れないように朝が1番目の工事時間が早くなることが多くなります。

現場で工事を行う有資格者の職人さんは、数多くの仕事をこなしても多額の給与をもらっている訳ではありません。仮に「土曜日の朝の時間帯は辞めてほしい」や建築業界が週休2日になった場合は、1ヶ月間にこなせる仕事量が減ることから、工賃などの人件費が上がることが考えられます。

「土曜日はもっとゆっくり寝ていたいのに!」という願望を持つ方も多く、朝1番目の仕事に当たってしまった場合にはショックを受けるケースもあるかと思いますが、許せる範囲内であれば、あまり文句を言わず仕事をしてもらって下さい。

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