仕上げをキレイに見せるパテ埋めは重要作業

合板やプラスターボードなどの継ぎ目や凹みを目立ちにくくさせる、パテ埋めという作業はとても重要な仕事の1つです。クロスやペンキ、漆喰などをよりキレイに見せるためにも手を抜くことはできません。

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下地を平らに仕上げるためのパテ埋め

一般的な住宅の場合、壁や天井にはビニルクロスが貼られたり、ペンキや漆喰などが塗られるケースが多いですが、パッと見るだけでは凹凸もなくキレイに仕上がっています。それには手間のかかる下地処理を必ずしています。

ビニルクロスやペンキ、漆喰などの下地となる材料は合板やプラスターボードなどの規格化された平らな板になります。柱や胴縁にこれらの合板やプラスターボードを張っていきますが、ボードを張るだけではボードとボードの継ぎ目がガタガタになってしまいます。この状態で、そのままビニルクロスを貼ったり、ペンキを塗ったりすると、表面にガタガタが残りキレイではありません。

このガタガタが出ないようにする下地処理をパテ埋めと言います。

パテは分かりやすく言うとセメントのような物です。粉に水を混ぜて適当な固さにして合板やプラスターボードなどの凹凸がある部分やビス留めをして凹んでいるところなど、フラットになるように埋めていきます。パテの成分は収縮性が低いものが使われているため、水分が蒸発をしても凹みにくくなっています。平らになったところでビニルクロスやペンキ、漆喰を塗っていく工程へと移っていきます。

誰でも簡単!自分で出来るパテ埋め

部屋をリフォームやリノベーションをしたいと考え、壁や天井などを自分自身で解体をして新しく作り直すことは至難の業です。

解体は出来ても、解体した壁や天井材の残骸をどのように捨てるのか考えなくてはいけません。

合板やプラスターボードなどはホームセンターで市販されていますが、何十枚もの重たいボードをホームセンターから運搬をし、必要な長さに工具を使用してカットし、1枚1枚をビス留めしていきます。大工さんは職人であり簡単そうに仕事をしていきますが、素人が簡単にできる仕事ではありません。

また、ボードを適当に張ってしまいボード同士の隙間が多ければ多いほど、クロスを貼ったり、ペンキや漆喰などを塗った際に凹凸が出来やすくなります。ボードは出来る限り隙間無くキレイに張っていくことが求められます。

ボード張りに対して、パテ埋めは素人でも行いやすい仕事の1つです。パテはホームセンターで市販されていますし、プロも使用する粉末状で後から水を入れるタイプのもの、素人でも行いやすい始めから水で練られたタイプのものとあります。後者であれば、購入しすぐに使用することができます。パテは大きくてもバケツ程度の容量のため、運搬しやすいです。

パテはヘラを使いボードの凹凸に埋めていきます。少しでも気になるところがあればパテ埋めをしていきましょう。

パテ埋めが終了し、しっかりと感想させた後に紙ヤスリなどを使用し、埋めたパテがよりボードとフラットになるようにパテを削り落としていきます。この時にパテが足りないような部分を発見したときには、上からさらにパテ埋めをしましょう。

この工程を繰り返し、フラットになった時点でビニルクロス貼り、ペンキや漆喰塗りへと移っていきます。

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